Digital Talismanにおける IPFS & Blockchainの役割
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Digital TalismanにおけるIPFS & Blockchainの役割

備忘録

これは、会合で話した内容の記録である。
皆んなの理解を静かに固定するためのメモ。

NFTアートを扱う上で、
IPFS と Blockchain の役割を記録。


IPFS は「画像」である

IPFS(InterPlanetary File System)は、
NFTアートにおいて主に画像・動画・音声などのコンテンツ本体を置く場所である。

そこに存在するのは、

  • 見るための像
  • 表示されるデータ
  • 人間が直接感知する部分

IPFSは分散型である。
永久保存を保証する仕組みではない。

ノードが消えれば、画像は見えなくなる。
それは欠陥ではなく、設計上の前提である。


Blockchain は「データ」である

Blockchain に記録されているのは、
画像そのものではない。

記録されているのは、

  • コントラクトの存在
  • トークンID
  • 所有・履歴・参照関係
  • IPFS などへのポインタ

Blockchain は、
「何が存在したか」「どこを参照していたか」を消せない形で残す装置である。

それは保存庫ではなく、
記録と参照のための構造体である。


NFTアートの位置

NFTアートは、

  • IPFS によって「見える」
  • Blockchain によって「存在が示される」

この二層の重なりによって成立している。

どちらか一方が欠けても、
NFTという構造が即座に消滅するわけではない。

画像が見えなくなっても、
そのNFTが存在した事実と参照構造は Blockchain に残る。


永久ではないという前提

NFTアートは永久ではない。
すべてが消える可能性を含んでいる。

それでも人は、

  • 残したいと思い
  • 記録し
  • 参照を結ぶ

NFTとは、
不完全であることを承知した上で置かれた痕跡である。

しかし、
その痕跡を消せない形で記録し続ける構造が
Blockchainには存在する。

それは永遠を保証するものではない。
だが、消去や改ざんから切り離された
「残り続ける可能性」を持つ構造である。

後世に残る石碑を、
ただ Blockchain に刻む。

NFTとは、
Non-Fungible Token──
代替することのできない記録単位である。

それは、
後戻りできない取引履歴の上に刻まれた
消せない記憶である。